ぎ〜、だまされた!

自分のクレジットスコアを全然知らないという状況を解消しようと思い立ち、テレビでさかんに宣伝しているフリークレジットレポートに登録したのが昨秋。サービスが無料なのは最初だけで、後から月々14ドルとか15ドルとかの料金を請求されるようになる。一度スコアを見て好奇心を満たしたら、無料の期間が切れる前に解約すればいいと思った。電話をかけるのが億劫で結局有料の期間に突入してしまったけれども、一か月分を無駄に払ってしまった時点で解約した。つもりだった。


それなのにクレジットをモニターするメールが毎月届いていて、何か変?と思いつつも、何かの手違いでメールだけ来るのかもということで、深刻に考えていなかった。今月の分のレポートが届いて、意識の奥のほうに沈んでいた”何か変”がふーっと浮上して、過去のいろいろな明細に目を通してみた。ムカー!!解約したのに料金をとられ続けていたことが判明。この会社は人を惑わせるために、わざとコマーシャルで使っている名前とは別の、CICトリプルアドバンテージという名称で、クレジットカードに月々の料金を請求していた。

CICxxxxで検索をかけると、この会社の詐欺を糾弾するサイトがわんさか。なんだ、わたし、社会勉強が足りないな。ものすごーく苦労して騙し取られた料金の全額返金を勝ち取った人の記事を読んで、これはわたしもがんばって返金してもらわなくちゃ!という気になったサ。体験談が丁寧によく書かれていたので、相手の出方と対策の予習がばっちり。電話を手にとって、「絶対にひるむんじゃないぞ」と自分を奮い立たせた。


ところが、相手がそれほど強くなくて、体験談を参考に強気で攻撃をしかけたら、ひとつ、またひとつと壁が崩れていった。「システムのエラーで、昨年の解約の依頼がうまく処理されていなかったらしい」なんて子供騙しの言い訳をしてたけど、それほど声にドスをきかせなくても全額返金となった。やったね。「今日のところは半額返金で、残りの半額は”お客様相談室”みたいな部署に一筆書いてください」と言われたときには、体験談にあった注意事項「絶対に部分的な返金を受け取ってはいけない」はこのことかと思い、「今半額しか返金しなくて、別の部署に手紙を書かないと残りを返金しないなんて納得いかない。半分に分ける理由は何?一筆書くなんて時間の無駄じゃない、や〜だよ〜ん。今、全額返して。い・ま!」でクリア。応対していたクリスと名乗るインドっぽい訛りの女性が自分で”お客様相談室”に返金処理を依頼するから、あなたはこれ以上何もしなくてもいい、と譲歩。あなたの会社を信頼できない、とごね続け、担当者の名前と社員番号、それにクレーム処理の受付番号をゲット。念のために”お客様相談室”の電話番号を教えてくれと頼んだら、「それはわたしの口からはいえない」との返答。なんだ、その部署は架空なんじゃないの。自称クリスさんを個人的にいたぶるつもりはないので、そこらで話を終わらせた。ここまでして返金されなかったら、次はBetter Business Bureau(https://odr.bbb.org/odrweb/public/GetStarted.aspx)に苦情を申し立てるという面倒くさい事態になる。ちゃんと入金されるといいな。


アメリカ在住の皆さん、フリークレジットレポートにはご用心。年に一度は自分のクレジットスコアを無料で確認する権利があるそうです。すみません、具体的にどうするのかは不明です。気が向いたら調べてみるかもしれません。悪しからず、、、。