朝6時に目が覚めた。さあ、こどもたちは育英にいく元気があるかな。二人ともぐったりとしているようなら、二人とも休ませられて楽なんだけど、と怠惰の虫が誘惑のささやき。具合が悪くても、コラショの目覚ましが「ピピッ、ピピピピ。おはよう、起きて。1、2の3!」と連呼していると、いつも通りに起きてしまうティラノ。他方、スコミムスは昨夜「わたし、元気になったらからうさぎ組さん、行く!」と大張り切りだったけれども、朝は全然起きられない。育英の宿題の採点をしていなかったので、早めに起きだして、採点を済ませ、持ち物確認。朝食とお弁当の準備をするのに精一杯で、グイの食事は本人がほおばるに任せ、自分はこどものお残しをつまむ程度。かろうじてコーヒーだけは淹れた。車で飲めるからね。さあ、出かけようと玄関に集結していると、ティラノはかばんを持っていない。自分は病気で休むんだから、スコミムスを送るために同じ車に乗って出かけはするけれども勉強はしないというつもり。「育英につくまでに授業を受けるかどうかきめればいいから、とりあえず荷物は持ってきて」と言って、車に乗せた。
 車内用のミラーに映るティラノは、ぐったりとしていて病気っぽい。薬で症状を押えていても、やはり本当に体がしんどいよう。「育英は勉強が大変だから、病気でいかずに済むならラッキー」と思っていることは明白なので、本当の病気と、いわゆる仮病を見分けるのは慎重にしないといけないけれども、今日は本当に無理そう。同じミラーに映るグイは朝はまだ眠いので、口と目が半開きになって、びくともしない。死んでるんじゃないかと心配になって、思わずティラノに「生きているかどうか、確かめて。」ちゃんと生きていた。
 スコミムスの所属するうさぎ組さん、今日はクッキングの日。教室に連れて行くと、先に到着しているお友達がもう三角巾をかぶり、エプロンをつけて、お料理の準備をしていた。わー、楽しそう。Enjoy、スコミムス!