少し大人になったグイ

 午前中、ワイブズで聖書の時間とキルティング。先週グイはわたしから離れなかったために保育室に預けられなかったので、今日も同様だろうという覚悟でいた。
 ところが、先週とうってかわって、保育室には日本人のY.M.くんしかいなかった。予想に反して、泣きを誘発されることもなく、グイは大人しく保育担当のアメリカ人のおばあちゃまの隣の席にすわって遊び始めた。あら、まあ。こそこそと部屋を出ても泣き声が聞こえてこないので、とりあえず、教室へ行くだけ行って見た。
 結局、グイにじゃまされることもなく、聖書の時間もキルティングの時間も終了。どうしているだろうかと気にしながら、保育室の窓をのぞくと、わたしが去ったときと同じ場所にグイはいて、おばあちゃまと数を数える英語の本を楽しそうに読んでいた。がーん。ちょっと裏切られた感じ。おばあちゃまが「この子はこれと同じ本を持っているの?」という。いいえ、と答えると、本のページをめくりながら、「ここにこうやって大きく数字が出ているでしょ。ちゃんと数字がいえるのよ」とグイの様子を話してくれた。グイは今せなけいこさんの「おばけビデオ」にはまっていて、それでなくても「おかあさんといっしょ」の録画などを見るのが好きだけれども、たまにセサミストリートなどの英語のテレビ番組をおとなしく見ることもある。きっと少しずつ英語をおぼえているのだろうなぁ。おかあさんはグイがりっぱになって、ちょっぴり嬉しくて、ちょっぴりさみしいや。