いつも楽しいヨーラム=ヤンガーマン先生のレッスン。12月の最後のレッスンで「冬休み中は学校に行く日よりももっと家にいる時間があるから、1日3回練習しておいで」発言には参っちゃったし、お正月二日からのレッスンにもびびったけど、レッスンを終わった今いい気分。
 今日は先生が"Good!"を連発。ティラノの音程が悪い(”常に”低目)ことの原因は左手の形だとわかって、この形を矯正しさえすれば、あるいは左手に余分な力が入っていなくてリラックスして弾けていれば音程がだいたい合うことが明確に。休み中に一日3回の練習を実現してはいなかったけれども、まあ、なんとか2回練習させることはできたし、微妙に練習量は増えていたかも。曲を弾きこんではいたので、こなれてきたせいか、先生も「よかった、よかった」と。
 1番のエチュードはもう合格ということになって、先週はずしていた4番が復帰。1番の卒業にホッとしたのも束の間、6番に重点的にとりくむようにとのお言葉と共に、新たに9番が加わった。新しい曲は先生が弾き方の指導をなさらないので、家で一生懸命に譜を読まなくてはならない。これが大変なんだなー。でも9番はきれいなので、たのしいかもね。
 わたしがいい気分なのは、先生の一言、「君、進むの早いね。」ヤンガーマン先生のお弟子さんは、この界隈にたくさんいるバイオリン人口の中でも平均以上の腕前の人たちばかり。その中で味噌っかす的に年齢の低いティラノが「進むのが早い」なんて、嬉しいじゃないのよ。帰宅する車の中で「♪おかあさん、嬉しいなぁ〜」なんてウキウキしていたら、ティラノは冷めた声で「ぼくが曲を合格したからってどうしておかあさんが嬉しいの?」
 ・・・シーン。「あんたに付き合って、毎日1時間練習させるのがどんなに大変かわからんのかー!!」って怒鳴ったって(怒鳴らなかったけどサ)、8才の子供にはわからんよね。わたしも母親の気持ち、その年齢になるにつれて理解できるようになるってもんで、死に際の母親の気持ちも、自分が死の床についてみないとわからないだろうな。その時にベッドにつきそっていてくれるのは誰かなぁ。一番想像しやすいのがスコミムスだけど。「おかあさん、大好き〜」ってムギューしてくれる今のスコミムスの顔で。トリケラのことは見送ってあげようと思っているけど、わたしの方が先だったらもうけもんだな。後に残された方がメンドクサそうだからね。