日本語補習校の父母総会にて校長先生のご講話。過去の卒園、卒業式は全員を体育館に集合させて行われ、小さい子たちが大きいお兄さん、お姉さん向けの式の長さに耐えられなかったという反省点をふまえ、昨年の卒園、卒業式は年齢別に3回に分けて行われたそう。子供の負担が減った反面、式を進行される大人のほうに大変な負担がかかったそうで、今年については間をとって2回に分けて行われる方向で先生方のお話が進んでいるらしい。そういったご苦労話を伺うにつけ、そうか、その卒園する子たちの中にスコミムスが入っているのかと思うと感慨深い。
 式に参列する保護者の服装にも一言コメントが。ビジネスカジュアル以上で、とのこと。トリケラがティラノサウルスの骨格の柄のネクタイを締めるいい機会かも?そういえば、スコミムスは何を着ればいいのだろうか。普段、人様のお下がりばかりきていて、どうしても足りないものだけをOld Navyなどのヤスモノでごまかしてきたので、フォーマルがないな〜。前に住んでいたところだと、ファンシーな洋服を売っている店を数軒知っていたんだけれども、ここではどこへいけばいいのかわかんない。それに、みんな何を着るのかしら?育英でティラノが卒園、入学したときは、日本のフォーマルらしい子がいっぱいいたっけな。ティラノはきちんとした服は体を拘束されるのでひどく嫌う。どうにかこうにか、ちょっぴりお上品っぽいセーターを着せたんだった。ごみごみしたモールにショッピングに行くのはあんまり好きじゃないから、どこで何を売っているかわかんないんだよねぇ。
 わたし自身は祖母の紋付の黒羽織を着る絶好のチャンスなので、是非着たいなぁと思う。身丈も裄も足りないけれども、誰かが着てあげないと着物がかわいそうだもんね。過去の式典では妊娠していたり、授乳していたりで、着物を着るどころではなかった。残る障壁は時間よね。朝っぱらから着物をちゃんと着られるかどうか。さて、どうなるでしょうね。
 ところで今日は、父母総会で新年度の運営委員の承認と各学級にてクラス委員の選出が行われた。承認された運営委員は、委員同士の内輪で役割分担を決めた。それぞれの役職にその人が就任することを父母会が承認するんでないのかい?とちょっとはてなマーク。運営委員長だとか会計だとか、それぞれの役割に適した人材というものがあって、それをみんなが承認するかどうかっていうことなんじゃないかと思うけどナ〜。
 クラスの委員も運営委員と同様に抽選。感情がからんで心に負担のかかるイベントだ。これは立候補でなる人があまりいなくて、抽選で役割が「否応なく押し付けられる」感があるのがよくないんじゃないかな〜。自分から進んでなれば、同じ大変な委員でも気持ちの持ちようが違ってくるはずだもん。はじめっから抽選って感じでなく、もっともっともっと強く立候補を勧めるとかすればいいんじゃないかなぁ。今のままでは編入学したばかりで右も左もわからない人も産前産後の人も家庭に特別な配慮を必要とする人も、抽選で決まったんだからフェアだ、という論理で多大な負担を引き受けなくてはならない。なんだかみんなが不幸のスパイラルを降りていく感じ。それよりも、「わたしが大変なときにあなたが助けてくれたから、今度はわたしがあなたの力になるね」という関係のほうが生きやすいよね。