わたしの着物姿を唯一撮影してくださるWさんに、男の子たちのプレイデイトがてら遊びにきていただいた。お茶をいただきながらおしゃべり、という程度の心づもりで盆略点前におつきあいをいただいたところ、茶道経験豊富で教養深いWさんにまるまる2時間お稽古をつけていただく格好になった。

  • お盆を持つときに親指をそろえる
  • 茶筅通し、お茶を点てるときなどにお茶わんにアプローチするとき、または手を引くときは一瞬「ハ」の字をつくるようにすると動作が美しい
  • 上記の動作は右手左手同時になるように
  • 茶筅通しのときに茶筅を上げる高さは20cmが目安(わたしは上げすぎ)
  • 茶筅通しのときに指先で茶筅を回すのではなく手首から回す
  • お盆から茶筅を持ち上げた後、茶筅が上を向いたまま動かすのではなく、傾けながら動かす
  • 茶筅を取りに行く手、茶筅を持った手の軌道はまあるく
  • 点てたお茶を出す場所は畳のへりから横に3cm、縦に5cmくらい
  • お茶わんが戻ってきたら、右手で持ち上げ、すぐにお盆に戻すのではなく、左手で扱い、ダマがなかったか、お客さまがどのように召し上がったかをちょっとチェック(一呼吸おく)してから右手でお盆に置く
  • お茶を点てたあとの「の」の字は泡を中心に集まるようにするけれども、お湯で清めるときには泡はたたないので中心に集めるようにしなくてよい

そのほか、今は盆略なのでお茶わんを清めるのにやかん(今日は父が持たせてくれた銅のやかんを使用)のお湯を使っているけれども平点前では水指の水を使う、茶道には陰陽五行が取り入れられているので火と水を近くに置く、といった、お稽古をはじめて2ヶ月くらいのわたしにはずうっと先まで縁がないように思えるお話までしてくださった。
 Wさん、ありがとうございました。ぜひまたお稽古をお願いします!