Chicka Chicka Boom Boom

キンダーガーテンにスコミムスを迎えに行くと、ほとんど毎日のように、「チカチカ、ブンブン。チカチカ、ブンブン。AとーB、BとーCっていうの。えへへ、面白いでしょう。ここなっくにのぼっていってね、ブーンブーンって落ちちゃうの」と楽しそうに繰り返し言う。スコミムスの話なので、よくわからないけれども、本人が楽しそうなのでまあいいか、と深く追及せずにいた。ある日、こどもを引き渡してくれた先生が腕に"Chicka Chicka Boom Boom" (Aladdin Picture Books $6.99) を抱えているのをみて、この本のことを言っていたのかと合点した。
インターネットで注文して到着を楽しみにしていたのに、他の本だけ先に着いて、"Chicka Chicka Boom Boom"は10日ほど後に発送するというのでキャンセルした。スコミムスが毎日心待ちにしているので、そんなに長く待たせたくはなかった。直接書店に行って、カセットテープがついているバージョンを購入した。
アメリカで英語を習っているのに、なんで「AとーB、BとーC」なんて言っているのかと思ったら、A told B, and B told C, "I'll meet you at the top of the coconut tree." ということだった。
付属のカセットではレイ・チャールズさんが本文の朗読。そのほか、著者が製作のきっかけを紹介するのも、こどもたちが朗読するのも、ドラムによるリズムつきで、とにかく楽しい。"Skit skat skoodle doot. Flip flop flee."をおたおたと読んでいると、ティラノに笑われてしまう。最後のfleeを除く全ての単語を一拍とする、テンポの速い四拍子のリズムに乗らないといけない。fleeだけは二拍分なので、フリーとのばす。skoodle dootがなかなか言えない。子音が弱くて、余分な母音が多い日本人の英語のくせが残っていると上手く言えないのだ。子音を鋭く発音できるようになると、いい感じ。子供たちと一緒にテープを聞いていたら、トリケラも参戦。リズムに乗って、楽しく英語を繰り返すので、とてもいい練習になる。頭を使うのではなく、体で覚える英語って感じね。