年末に「くるみ割人形」を見て以来、バレエが我が家でブーム。昨日、アマゾンに注文していたナタリア・マカロバの「白鳥の湖」が届いたので、夜中に家族で観たりして。
 そして、スコミムスに運動をさせるのに(水泳を習っていたYMCAは、引っ越したために遠くなってしまったので中止している)、体が柔らかいことだし、本人もバレリーナ気分になっているので、サッカーよりもダンスのほうがむいているかもと結論して、ダンスの教室に行ってみることにした。
 キンダーガーテンのクラスから戻ってきて急いで昼食を摂った後、午後1時から、どきどきワクワクの初レッスンへ。古めかしいドアを開けて階段を上がると、子供の歓声が聞こえてきた。ここが教室かな?中から受講生のお母さんがドアを開けてくれたので中に入ると、クリンクリンのパーマヘアーの女の人が声をかけてくれた。どうやらこの人がインストラクター。ピンクやブルー、黒などの思い思いのかわいらしいレオタードに身を包んだ女の子たちに混じって、普段着のスコミムスと私とグイは裸足になって、レッスンルームに入った。
 名前を紹介しがてら、クラスメートたちが好きな踊りを披露。ジャンプしたり、走ったりターンしたりと、10人ほどの受講生が踊るのを見て、全員が踊り終わる前にスコミムスはむずむずと踊りたそうな様子。インストラクターのミス・アリッサは「あなたも踊りたい?じゃ、どうぞ。」普段、学校や初対面の人の前などでは照れ屋さんなスコミムス、今日は初めから満面の笑顔で、クルクルクルッとターンを披露した。"That's beautiful!"と先生が誉めてくれるので、もう上機嫌。
 シャッセ、ギャロップとあともう一つ、何という名前なのかわからなかったけど、ひざを高く上げ、他方の脚でジャンプするようなやり方での移動するやり方、それに腕の第一、第二、第五ポジションを習ったほか、体を伸ばした姿勢で踊ったり、逆に床に体をつけた表現をやってみたり、二人一組で、リーダーとシャドウに分かれ、リーダーの任意の動きをシャドウの人が真似するなど、ダンスのいろいろな要素を体験。スコミムスにもリーダーになるチャンスが与えられ、ちゃんとできるのかと心配したけど、はじめはみんなの真似でシャッセをした後、「他の踊りもやってみて」という先生の声に応え、(大胆にも!)いきなり床に這いつくばり、でろでろと前進した。「もう一種類くらい違う踊りをしてみて」と言われると、床につけたお腹を中心にしてくるくるとターンした。シャドウになった子もちゃんとついてきてくれたので、腹ばいで二人の女の子が回転するという面白い図になった。床を這うというのは先生が一度は見せてくれた動きだったけれども、そのまま回ってしまうというのはスコミムスのオリジナル。この子はこういうところがユニーク。先生の感想、"She is great. She is already expressing herself."スコミムス本人も大満足。スコミムスが入学するのは本決まりだ。明日は一緒にかわゆーい衣装を買いにいかなくちゃっと。