アメリカは昨日がGroundhog Dayといって、冬のちょうど真中といわれている日だった。グラウンドホグは土の中に住んでいる動物。写真はこちら(http://www.groundhog.org/)この日にグランドホグが地面から出てきて、影が見えたら=天気がよくてお日様が出ていたら、また土に戻ってしまうといわれている。この日の天気がよいと、冬の残り半分が厳しいものになると言い伝えられており、グラウンドホグに天気予報をさせているというわけ。
 これはとてもアメリカらしいと思うのだけれども、ネイティブアメリカンの信仰と、ヨーロッパから来た人たちの文化や習慣がまざって、こういう言い伝えとなったらしい。デラウェアネイティブアメリカンは、自分たちの祖先は母なる大地から生まれ出てきたので、土の中に住むグラウンドホグは祖先として名誉を与えられていた。彼らがペンシルヴァニアに滞在した際に、この信仰に、ドイツからの移民が持ち込んだCandlemas Day(ヨーロッパのキリスト教徒が、暗い冬を明るくしてくれるろうそくに感謝し、人々がろうそくを配り歩く日。この日に晴天だと、残りの冬が嵐に見舞われ冷え込むという迷信がある)の習慣がまざったのだそうだ。
 朝、ドタバタしていて、ついついスコミムスの髪を結うのを忘れてしまっていた。迎えにいったら、バサバサと顔にかかる長い髪を、グラウンドホグをあしらった帽子でどうにか押さえつけていた。こういうものを身につけてピョンピョン飛び跳ねている様は、本当に幼稚園生らしくてかわいい。いつまでもこの天真爛漫さがなくならないといいなと思う。