東京みたいなベチャ雪の中、トリケラが夕べ(午前2時頃)スリップしてガードレールに衝突。車が動かなくなってしまった。本人に怪我なし。通行人もなく被害なし。でも車がないので仕事にいかれない。というわけで、朝トリケラを研究室まで送った。学校が2時間遅れのスタートになったので、午前中のキンダーガーテンはなし。往復50分くらい、車に乗りっぱなしのスコミムスは退屈。
 家に戻って大慌てでお昼を食べ、もともと予定されていたクラスメートのソフィーの誕生パーティーへ。日本でもBuild a Bearがオープンしたそうだけれども、今日のパーティーはそれのバリエーションで、妖精のような衣装をきた人形を作る企画。人形を作るとはいっても、完成一歩手前の人形の背中から、頭部と胴体にだけ綿をつめるというもの。金髪、茶色のくせ毛、赤毛のなかから、スコミムスは金髪を選んだ。バレエを観るようになって以来、ヒラヒラふりふりがお気に入りのスコミムス、この人形の衣装にうっとり。
 パーティーの終盤に出されてケーキ、どかっとでっかい直方体。でも昼食をまともに食べていなかったので、思わず手をだしたら、これがおいしかった!アメリカでこんなケーキを焼く人がいるなんて。驚いたので、ソフィーのお母さんにどこで買ったのかたずねた。ソフィーのお父さんはアメリカ人だけどお母さんはアジア系。そのお母さんの兄弟がベイカーBakerなのだそうで、今日のケーキもそのおじちゃまに作ってもらったのだとか。それで、どこへ行けば買えるのかは聞けなかった。ちゃんとした生クリームでね、中にブルーベリーやラズベリーが入っていて、全然くどくなかったの。
 夜、トリケラのお迎え。こどもたちは先に夕食、入浴、着替えを済ませて車に乗り込んだ。車の中で、いつ寝てもいいように。行きの車内は、寝る前にお父さんに会える喜びで、こどもたち大興奮。寝なさいといっても寝ないので、昔話ならしゃべってもいいことに。そのうち各人が自分の年齢をもりこんだ昔話風のお話を創作することに。「昔、あるところに、ハチがいました」(ティラノ8才)ってな具合。わたしが昔話をテキトーにミックスして「おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から川上さんが流れてきて、ころころと坂道を転げ落ちて、穴に落ちてしまいました」とか、「チューリップの花の中にはかわいい女の子が。その子は一寸法子と名づけられました。一寸法子が桃をひとつ食べると百人力、二つ食べると千人力に・・・」などと語ると、オリジナルがわかるティラノは結構喜んだ。
 無事にトリケラをひろって帰宅。うとうとしていたティラノは車から降りるときにまたおきてしまったけれども、女の子二人はぐっすり。うまくいった。