「さぶすくらいぶ」

 昨日、prescriptionに言及したので、scribe仲間ということで、「さぶすくいぶ」subscribeを持ってきてみました。ちょっとむずかしい単語ですが、新聞や雑誌の定期購読をするという意味があるので、アメリカに住み始めると(ちゃんと新聞を読む人は、、、うちは違いましたが)わりと早い時期に使うようになります。書類の一番最後にサインするという意味もあります。
 Sub-やpre-を取り外したscribeに書く、サインするという意味があります。この名詞形のscriptには手書き文字や筆記体のほか、劇などの脚本、台本といった意味があります。
 そういえば、宅配便の荷物の受け取りのときなどに"Sign and print."と配達員から受領証へのサインを求められます。ここで「サイン」と言っているのは、いわゆる筆記体でグジュグジュッと書くあのサインで、「プリント」というのは活字体で書いてくださいということです。多分日本の人がアメリカに渡ってきて、とくにはじめの時期にするサインは、中学で習ったとおりの筆記体だと思いますが、ご当地の人のサインは違います。それこそ処方箋の医師のサインなんて、蛇かミミズかというようなテキトーなもので、そこから名前を解読しようというのは無理。そういうわけで、サインとは別に判読できるように名前を書くことが必要になるのですね。「プリント」と言われると、わたしが最初に思い浮かべるのが印刷すること、もしくは印刷物なので、はじめて言われたときはわたしはポカーン。サインを求めている相手には何がわからないのかがわからなかったことでしょうね。
 最後にもう一つ。契約書などにサインするのはsignですが、芸能人や作家などが色紙や作品にするサインはsignではなく「おーとぐらふ」autographです。




あらら、今日は余談のほうがメインみたいになってしまいました。
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