ダーラムのワイブズ(International Wives)の2回目。先週は何も知らずにナーサリーに預けられたグイ、場所を覚えていて、置き去りにされることを察知してしまうのではないかとちょっと心配。ナーサリーに到着すると、ほかの日本人の女の子がわんわん泣いていて、グイはちょっとびっくり。少し時間をかけて、グイにおもちゃに興味を持たせたところで、ささっとナーサリーを出た。ドアを閉めたとたんにグイの「おかーさーん」が聞こえたけれども、無視無視。
 1時限目は聖書の概論。聖書特有の言葉がわかんないなー。いきなりGenesisとか。Creationは天地創造だろうとわかったんだけど、RevelationとSalvationは動詞がrevealとsaveだといわれないとわからなかった。Adultery(姦通)もわからないといったら、子供に説いて聞かせるように先生が説明してくれた。「わたし達は未熟なので、神の意向に沿うように生きたくても、失敗してしまうことはあるのよ」という話をしていて、"missing the mark"という表現も教わった。(的をはずす。)
 1時限目のあとの15分の休憩のときに、ものすごいテンションで泣いているグイがナーサリーからつれてこられた。どうやら1時限目の間中泣いていたらしい。悲し寂し泣きではなく、怒り泣き!だった。真っ赤になった目でわたしをギリリとにらんで「おかーさん!(わたしを見捨ててどこへいっていたの?)」と訴えた。ぎゅーっとしがみついて離さないのがかわいい。次のキルティングの時間になって仕方なく一緒に授業を受けた。ちょっとごみを捨てるために席をたっただけで、パニックになったように「おかーさーーーん。」うーん、かなり傷ついたらしい。
 帰宅するころには機嫌はなおっており、後部座席から「おかあさん♪、おかあさん♪、おかあさん♪」という安心しきった嬉しそうな声が聞こえてきた。やがて、楽しそうな調子で「おかーさーん、どこいるの〜。」そうか、アメリカ人のおばあちゃん先生たちにだっこされながら、「おかあさん、どこいるの?」って叫んでいたんだな、きっと。かわいちょーだったわね、グイちゃん。(でも、また来週行くんだよ。)