hiico2005-10-22

 スコミムスはせきが出ているので、補習校欠席。グイ、スコミムスとわたしの女3人で日中を過ごすのも3日目。大きめなガラスの窓に灰色のボール状のものが「ゴン!」とぶつかるのが目に入った。近所にボールを窓に当てていたずらするような少年もいないので、なにか動物が当たったかなーと思った。しばらくして何となくひっかかるので、外の様子をガラス戸越しに見た。小鳥がいた。
 かなりの勢いでガラスに当たっていたので、もう助からないかな。外見上は出血などもなく真っ直ぐに立っているものの、様子は変。人間がワイワイとのぞいていても飛び立つ様子はないし、小刻みに頭を上下にゆすっている。頭を骨折してたりするかな。やっぱりそのうち死んじゃうだろうな。でも心の中では違う声も。「動物だから簡単に見捨てるけれども、自分の家族だったらやっぱり病院に連れて行くよね。」「でも自分のペットでもない小鳥を一体どこの病院へ連れて行けばいいの?動物病院の場所だって知らないし。」
 気になって何度も見に行くうちに、小鳥が首の向きをきょときょとと変えて、すこし元気そうに。やっぱり見捨てるのはよくないかと意を決して、小さなダンボール箱に保護してあげることにした。以前に巣から落ちた鳥の赤ちゃんは人間が手で直接さわってはいけないと聞いたような気がして、紙皿で足元からすくってやろうとした。そしたら、死んでしまいそうに見えた小鳥は、2、3歩後ずさりして、それからパッと飛び立った。