hiico2005-10-29

 ハロウィーン直前、我が家の周囲ではハロウィーンの飾り付けをしている家はほとんどなく、数軒先で、まん丸いガラスの街灯に白い布をかけて「なんちゃってオバケ」にしている家と、我が家の6ドルの蛍光の骸骨が散見される程度。なんとうちの子たちの通う学校では、ハロウィーンのコスチュームは禁止!全然、ハロウィーンの気分にならないので、なんか、これでいいのかな〜、と思っていた。
 あぎゃー、やってしまったよ。補習校でハロウィーン・パーティーをやるという連絡をいただいていたにもかかわらず、昨日の日記の通り、ティラノのほうに注意がいきすぎて、スコミムスのハロウィーンの衣装の準備が必要だということには全然気づかなかった。というか、来週のインターナショナル・フェスティバルでやる紙芝居のほうに気がいってしまっているというべきか。
 トリケラが一人で上の子たち二人を連れて補習校に行っている間、わたしは乾燥機の修理にとりかかった(id:ryasuda:20051028、id:ryasuda:200051029)。ハロウィーン・パーティーのことなんて、頭にない。3人が帰宅して、「おかえりー。補習校、どうだった」と言って声をかけたら、スコミムスが「わたし、ハロウィーンのコスチューム、・・・なかった」と言う。それで初めて、「ぎゃ〜〜〜、しまった!今日、コスチューム着るんだったっけ!!!」となった。
 「ごめんねー、ごめんねー、ごめんねー!お母さんが悪かったよ〜(涙)。悲しかった?さびしかった?ごめんねー、ごめんね〜〜〜」という私に、スコミムスはすっきりとした笑顔で、「わたし大丈夫だよ。あのね、ビンゴやって楽しかったよ」と答えた。
 がーーーーーーーーーん。信じられない。わたしがスコミムスの立場だったら、キレて泣き喚いていると思う・・・。どうして笑って赦してくれるの?スコミムス、大人っぽすぎるよ。「ほかに忘れている子いた?」なんて、自分の過ちをごまかそうとしても、実際のところ衣装を着ていなかったのは(子供では)スコミムスだけ。スコミムスは「ううん、わたしだけじゃないよ。先生もわすれた。」こんなときは怒って母親に文句をいってくれたほうが気が楽なんだけど、スコミムスは「わたしは大丈夫」というばかり。おばかなお母さんで本当にごめんねー、スコミムスー。
 同級生のMさんから、明日の日本人会のピクニックでは、こどもたちはハロウィーンのコスチュームを着ると教えていただいて、わたしはParty Cityにはしって、スコミムスがウェブページで「これがいい」と言っていた天使のコスチュームをあわてて買った。
 ハロウィーンの季節になると、衣装についていつも悩んでしまう。我が子にはかわいい、またはカッコイイ衣装を着てご機嫌でハロウィーンを楽しんでもらいたい気持ちと、俗物的な馬鹿騒ぎやいやだなという気持ちが同居しているのだ。今年は、すこし成長した子供たちに、自分の手で衣装を製作(部分的に縫製)してもらうのもいいなと思っていた。「自分で作る?」の問いに、ティラノはダンボールの切り貼りの衣装という答えを出していた。彼は引越しの名残のダンボールで鳥のくちばしのついたヘルメット、それに、ダンボールを切り抜いて白い紙を切り抜いて作った羽を貼ったものでイーグルになろうとした。スコミムスはそれを真似て、ヒヨコの衣装(のようなもの)を作っていた。結局は、学校でそれを友達を披露する機会もないままに終わった。