ハロウィーンの当日。近所にTrick-or-Treatに行こうかどうしようか、かなり迷った。だって周りには子供のいる家庭が少なく、いたとしても高校生などの大きい人ばかり。飾り付けをしている人もほとんどいない。朝、ご出勤前におでんを持ってきてくださったnegiさんが「今晩、近所をまわるでしょう!ぼくもなるべく早く仕事から帰ってくるつもりですから、よかったらいらしてください」とおっしゃるのに少し背中を押された。
 近所が地味なので、Trick-or-Treatしようかどうか迷っていると、公園で会ったお友達に言ったら「あそこのモールでやっているわよ」との情報。夜近所まわりするのではなく、モールですませる手もあるのか。でもティラノとスコミムスが学校から帰ってきてみると、彼らは夜にTrick-or-Treatに行くものと思い込んでいる様子。どうしよー、どうしよーとだらだらと時間を過ごすうちに、結局夕方になってしまった。
 結局、意を決して6時頃に出発。自宅にはチョコレート等3袋をあけた、ハロウィーン専用の(オレンジの地に黒でTrick-or-Treatという文字とこうもりの絵が書いてある)プラスチック製のボールを玄関先に放置。こんなに甘いものを用意しておいても、どうせ誰もとりにこないだろうな、こんな森の中。
 近所には小さい子供が全然いないので、尋ねていくと「あら、カワイイ〜♪」と言ってくださる人が多い。子供たちはお菓子そのものも嬉しいけれども「あなたは○○のになったのね、素敵よ」「かっこいい!」などと言われるのもまたTrick-or-Treatingの楽しみの一つ。引越してきてからまだ顔を合わせていない人もいるので、よい挨拶のチャンス。
 途中で中学生くらいのグループ二組とすれ違っただけで、ほかのTrick-or-Treaterには遭遇しなかったにもかかわらず、うちのポールからはお菓子がほとんど消えていた。驚き。包装がめちゃくちゃになっていたわけでもないので、野生動物のしわざとは考えられない。仮にうちを訪問した一人一人がガシガシとお菓子を取っていったとしても、かなりのなくなりようだ。意外と森の中にキッズが潜んでいたんだなあ。夜のしみくくりに、negiさんから大きな板チョコをいただいた。ごっつぁんです!