ティラノ新学期初登校、グイ幼稚園2日目。スコミムスは淡々と日々を過ごしている。ティラノは学校へいくための教科書などの準備をどうしていいかわからなかったので、行くのに不安があったそう。いってみたら、昨年度から同級のチャイニーズのワンタオと、バスが一緒で仲良しのパトリックが同じクラスにいて嬉しかったらしい。
グイは初めて全日の保育。迎えにいったら、先生が開口一番「この子、とってもよく食べるわぁ!」迎えの時間はおやつタイムで、グイは紙皿の上のチップスをばりばりと食べていて、わたしの顔をみても知らん振り。そして、なんと便座に座っておしっこをしたらしい。家では「おしっこでちゃう〜」と言っていても、「オムツに出していいよ」と母親はつれない。というのも、日本でトイレに連れて行ってみたけど、ギプスにすごく重圧がかかっていて、やせ細った足がギプスの中で変形してしまいそうだったのと、真っ直ぐには座れないためにとてもいびつな体勢になっていたので、治癒のためにはあきらめたほうがいいように思った経緯があったから。でも、幼稚園のトイレでは、便器が小さくて補助便座もついていないのか、それともわたしが日本で使用した補助便座とは形の違うアメリカの便座が向いていたのか(日本のは子供の正面、股の間に取ってがつくので、足を広く開かなくてはならない。グイにはそれができない。アメリカのは単に穴の小さい便座を大人の便器に乗っけるだけ。別に足を開く必要がない)、ともかく育児のプロは言葉が流暢でないグイの様子から便意を察してトイレでおしっこさせるなんて、すごいなあと思った。それで家で試してみたけど、うまくいかなかった。ギプスのひざの曲がりの角度は90度ではないので、安定した姿勢で便器には座れない。浅くしか座れないのでおしっこがちゅーっと飛び出しちゃいそうだ。うーん、やっぱり幼稚園には小さい便器があるのかな。今度見てみなくちゃ。
何年か振りで子供がいない空っぽの家にいたわたし。普段手がまわらない片付けでもしようかなと思っていたら、9時過ぎから停電。復旧したのは3時過ぎ。電気の会社の大小のトラックがブーブー行き交うのが見えるのに全然電気がつかないから、今夜は日没とともに就寝かと、夕食の段取りなどを心配したんだけど、子供を迎えに出た頃になおった。林の中に埋もれているこの家は、雨天で電気がつけられないとかなり薄暗い。ろうそくに火を灯して娘の机の引き出しの中を整理したりして過ごした。結構成果あったと思う。