サンクスギビングの休暇。普段なら世間の休暇なんておかまいなしのトリケラだけど、今年は前のボスのカレル=スボボダの新居に招かれたので、片道7時間のドライブ旅行を決行。サンクスギビングのパーティーそのものは、カレルの家族(奥さんのサラと、長男ベンジャミン、次男タイコ−)プラス、前のラボの関係者と一緒のディナーで、社交的な雰囲気で終わった。カレルの家のゲストルームに泊めていただいて、翌日は私とサラの希望が通って、DCの動物園へ。DCには、ほかに博物館とか色々と見所があるけれども、1才のパンダの赤ちゃんが公開されていて、この子が大きくなってしまう前に見たい!と思っていた。好天に恵まれ、幸い子パンダ(とは言っても、ちょっと見ではもう親に近いサイズになってしまっていた)のTai Shanがお母さんのそばでエサを食べている光景を目にすることができたし、楽しいファミリーデートだった。また、わたしだけにスペシャルだったのは、動物園へ行く途中で、父がワシントンに駐在していた30年程前に、わたしたちの家族が住んでいたマサチューセッツアベニューをちょっぴり通ったこと。残念ながら、家の前を通るのは遠回りだったので実現しなかったけど、「この道の延長上に、昔の我が家があるんだぁ」となんとも言えない気持ちになった。普段は幹も葉もシャキーンと真っ直ぐな松の林の中で暮らしている目に、落葉樹ばかりのDCの街が懐かしく映った。町並みが古めかしいし、銅像がでーんと建っていたりするのも、伝統的で政治的な香りがして素敵。
もう一泊お世話になって、最終日の午前中はご新居の裏の林の先にある川へ行って、まったりタイム。雨がたくさん降った後で増水しており、ジャバジャバとなる水の音が癒し効果を発揮していた。2泊3日の滞在中、明るくフレンドリーで美人で秀才で、とにかく完璧な女性に思えていたサラが、いろいろと内面に隠されていることを打ち解けて話してくれ、この人になら、自分自身のだめで嫌いな部分を見せられるかもという気持ちになれて、とっても嬉しかった。