グイの幼稚園を現在の保育園から(超お高い)モンテッソーリにかえようかと悩みだしてから、ずいぶん時間が経った。それだけのお金があったら、今まで子供にがまんさせていた他の習い事ができるじゃないかと考えるようになり、モンテッソーリはあきらめる方向に気持ちが動いた。
 子供には音楽もスポーツもやってもらいたいので、ロングアイランドのハンティントンいた頃はティラノもスコミムスも、バイオリンのほかに水泳、そして引越しをしてからは水泳のかわりにサッカーをやっていた。家を買ってお金がなくなってしまったし、子供の習い事の送迎に明け暮れる生活に嫌気がさしたので、NCに来てからはバイオリンのみにしてきた。でも運動不足はずっと気になっていた。
 授業料の高い幼稚園をあきらめるなると、真っ先にさせたいのは、スコミムスとグイのバレエ。当地のバレエ学校は、近隣の別の学校が閉鎖になったおかげで生徒がどっとチャペルヒルに押し寄せて、スコミムスの年齢のグループは大勢が待機させられていると聞いていた。スコミムスは無理でもグイは入れるのではないかという期待を持って、ともかく事務所の開く3時を待って、帰宅した子供たちと一緒にバレエスクールにおしかけてみた。
 1年前は「バレエ(踊ること)は好きだけど、レッスンに行くとくたびれるから、家で踊っているだけでいい」なんて言っていたスコミムスも、最近はまた、習いに行ってみる気になっていたので、学校へ行ってみて参加できるクラスがなかったら、がっかりさせちゃうなぁと、結構ドキドキしながら、事務の人に話し掛けた。そうしたら、幸運にも、バイオリンのレッスンとかちあわない時間帯にすぐに入れるクラスがあるという。グイも、今いっている保育園とぶつからない時間帯に空きがあった。というわけで、めでたく二人ともすんなりとバレエが始められることになった。それもあさってすぐに来て!ということだった。
 帰宅して、二人は久々にひきだしに眠っていたレオタードを身に着けて、『白鳥の湖』のDVDにあわせて踊りまくり。お母さんもとっても嬉しいわ!!