台湾へ旅行に行っていた父からのお土産が届いた。目玉は赤い箱に収められた印と竹の軸の太筆。印は現地で職人さんがわたしの名前を彫ってくれたもの。日本ではあまり見ない原始的な書体なので、とても気に入った。「子」の字は○と曲線で表現されていて、子供が万歳しているようなおおらかな字形でカワイイ。印泥は中国製のものをITO-YAさんで買い足してくれたもの。漢字用と仮名用とではタイプの違う固形墨を使い分けするらしいと知り、軽くて小さいものだしと思って仮名用の墨をオネダリしたら、1800円の値札がついたものを送ってくれたので、全然書けない自分には分不相応と恐縮。写真で一番手前に写っているのは、台湾の原住民の民芸品のトンボ玉で、魔除けにと選んでくれた父の愛情を感じる。
小さくて美しくて心がこもったお道具がコロコロと目の前にあるのが嬉しくて、ほっこり幸せ気分。