デューク大学ADHDの研究(わが家では通称”おかたづけクラブ”)に被験者として参加しているスコミムス。これまでに20回のセッションの内、13回まで終了。今は時間の管理の練習中。具体的には、自分が放課後にしなくてはならないこと(主に学校の宿題)にどれだけの時間がかかるか自分で把握し、それを実行するために、いつ、何をやるのかスケジュールを立て、更に、実際にどうだったかの時間の記録をとる。夜の時間帯は宿題を終えるのに必要不可欠。そこへお兄ちゃんのオーケストラを聴きに行くという(ジャマな)用事が入ってしまって、わたしのほうはドヒャー、そこまで考えてなかった、どうしよう〜と半ばパニック。ところがスコミムスのほうは落ち着いたもので、「オケって勉強する場所ある?」観客席に宿題を持ち込むというプランを提案。コンサート会場には椅子はあっても机はないので、勉強しにくいとは思うけれども、とにかくほかにいい方法はないので、それでいくことにした。大判の辞書とノート、それに鉛筆消しゴムのやりくりにかなり苦労していた。ガサゴソという物音が気になったけれども、観客席もまばらで、周囲によその聴衆もあまりいなかったので、目をつぶった。傍目には全然進展していないようだったけれども、実はスコミムスはものすごくがんばっていたらしい。「おかたづけクラブ」の課題で、予想した時間、1時間半ぴったりで、一番苦手な新出英単語を使った作文の宿題を一人でやり遂げた!時間が予想と一致したことに本人も大感激。スコミムスは薬なしでこれをやっているのだから、わが子ながら大した頑張りだと思う。