夕べ、大学時代の友人から電話がかかってきた。その友人のそのまた友人の経済学の研究のことが話題になった。(アメリカから見て)外国生まれの人がどういう結婚の仕方をするかというパターンを分析したもので、ふーん、そんなもんかなと思った。何でも、外国に生まれていて、且つその国が日本やヨーロッパなどの比較的裕福な国の場合、高学歴な人はやはり高学歴な外国生まれの人とくっつく。裕福な国出身で学歴が高くない人はアメリカ人とくっつく。豊かでない国に生まれて高学歴を持った人もアメリカ人とくっつく。豊かでない国出身の学歴の高くない人は、外国生まれ同志で結婚する、そういった傾向があるのだとか。はあー、うちの子供たちは結婚する年頃までアメリカにいるんだろうか。ティラノは今のところ、ばっちり日本生まれの日本男児って感じだけど、スコミムスは生まれは日本で家庭内は日本(的)という環境で育っているけれども、こちらに来たのが1才になったばかりのときで、アメリカ歴がもう4年になってしまう。グイに至ってはアメリカで生まれたので本物のアメリカ人なのだ。大人になるまでは二重の国籍を持つことが許されているので、ちゃんと日本人でもあるけど。トリケラが研究所で、いろいろな国から来た学生やポスドクなどを見ていて、生まれや育った年数にかかわらず、思春期を過ごした国がアイデンティティーの核になるのではないかという説を唱えているんだけど、それってある程度納得できる。そうねー、ティラノが中学になる頃に日本に戻れたらばんざーいって感じだな。でもその期限までにはたったの5年しかなくて、トリケラの研究には短すぎるだろうなとも思う。子供たちには日本人でいてほしいと思うけれども、日本の中学、高校、大学へ行かせることが子供たちのためになるかというと、それには疑問があったりして。中、高は日米ともどっこいどっこいかな。でも大学教育となると、アメリカのほうがいいような気が、、、。トリケラが勤務することになっているDuke大学では、教員への福利厚生の一環として、家族の学費の割引特典がある。子供が私立大学、しかもDukeに安く行かれるんだったら、やっぱ嬉しいよねー。このへんをどう考えたらいいのか、いつまでたっても答えが出ない。