もう少しアメリカになじまないとなぁと思って、気持ちに余裕があるときは地元のテレビnews12を見るようにしている。(実際はうんとたまにしか見ないけど。)昨日つけたら、偶然ロングアイランドの歴史を紹介している番組をやっていて、植民地時代の生活などについて説明していた。ここには全米のどこと比べても、古い風車、水車が一番多く残されていて、アメリカの初期のテクノロジーの水準を見るのに好材料だそう。食事のときは大人が席について皿に食事が盛られている間、子供たちは大人の椅子の背後に立ち、順番がまわってくるのを待っていたということを説明する際には、当時の衣装を見につけた人たちがその場面を演じていて、なかなかおもしろかった。

ロングアイランドについての古い記録は、上陸してきた白人たちが残したもの。彼等が最初にやってきたときに、インディアン(ネイティブアメリカン)の種族は13あったそう。はじめて白人を見たときにインディアンが何を思ったのかは、インディアンの側の資料が残っていないので想像するしかないけれども、白人が残している記録に手がかりになるものがある。ヨーロッパから来た船を見て「尋常でない大きさの魚か動物」だとか「巨大な家が海に浮かんでいる」と思ったそうだ、とあるインディアンがモラヴィアの宣教師に語ったという。

``Many years ago, when men with a white skin had never yet been seen in this land, some Indians were out fishing in the mouth of the Cohotatea [Hudson] River . . . spied at a great distance something remarkably large floating on the water,'' an Indian told a Moravian missionary in 1801. ``Some believed it to be an uncommonly large fish or animal, while others thought it was a very big house floating on the sea.''

Long Island Our Historyより