続編「ひどい話」

 夕べ、ヴィッキーからの留守電を聞いた。フローリングの工事を発注している人と連絡がとれないので、彼女からも電話してみて、進捗状況がわかったら電話をくれるようにトリケラがメールをうっていたのに応えたもの。「家に立ち寄ってみたけど、誰も何もしていない。」えーーー!!!もう来週の火曜日には引越しなのに、作業に10日ほどかかるという工事が何も始まっていないという。
 今日、ヴィッキーは町じゅうの床屋さんに電話をかけまくり、誰かどうにかできる人はいないかと探し回ってくれている。どうにかってどうなるの?日通の引越しのスケジュールを変更することと、今借りている家にもう1,2週間滞在することは可能だとわかったけれども、引越しや飛行機のキャンセル、追加分の家賃、その他いろいろあって、日程の変更は避けたい。かといって、入居して生活しながら床の工事なんて、子供の健康を思うとできない。何しろ、ダニ、ホコリに弱いからフローリングにしたいのに、カーペットをはがして床の木材を総入れ替えする工事をやっている中で暮らせるわけがない。
 ヴィッキーやトリケラに何度電話したことか。衣類をダンボールにつめながら電話がなると飛びつく。ケーブルテレビ会社からのアンケートだったりして、心の中で「うるさい!」と怒鳴ってみたり。上の子たちをクラスメートのYさんの家で預かっていただいて、しかもグイが連日のイレギュラースケジュールで疲労しているのか5時間も昼寝してくれたので、大助かり。子供3人家にいたら気が狂ってしまうところだった。
 あんまり頭に来たので、作業を怠っているラリー・ディーンの留守電にメッセージを残した。「あなたがやると約束した作業をやっていないので、引越しを延期しなくてはならない事態になりそうだ。このままでは引越し、飛行機のキャンセル料、余分な宿泊費や家賃が発生するので損害賠償を請求する裁判を起こすかもしれない。そういう事態をさけたければ、すぐにわたしかヴィッキーに折り返し電話すべし。」

 読者をドキドキハラハラさせるためには、今日の日記をここまでで終えてしまうのもおもしろいけれども、家族が心配するといけない(メールで個別に事情説明できない)ので、結論を書いてしまうと、ヴィッキーが神様のようなフローリング屋さんを見つけてくれて、しかも彼は特売の木材までもっていて、とても安く工事をしてくれることがわかった。その人の名はマーク(@ボヘミアンフローリング)。スペシャリティーフロアズのラリー・ディーンがわたしたちを裏切った悪者なので、トライアングルエリアの方がフローリングを発注なさるときは、ラリーを使わないことをオススメします。