プラマ−(配管工)デビュー

hiico2005-08-05

 ここ2,3日、キッチンの下水がつまりぎみで困っていた。最初に試したのが、スーパーで買ってきた液体のドレイン・オープナーとプランジャー(って日本語で何って言うんだっけ?棒の先にゴムがついていて、トイレがつまったときにバコバコ圧力をかける、アレね)。ドレイン・オープナーは効果がなく、プランジャーも二つあるシンクの一方から圧力をかけるだけでは、他方から汚水が湧きあがってくるだけで役に立たないことがすぐにわかった。
 薬品をいくらつかっても効果がないので、もう物理的につまっているところを攻撃するしかないとなり、トリケラがAugerオーガーという、つまり専用の長い金具と、Plumbingプラミング用の工具(ねじまわし、かな?)を買ってきた。
 Augerは直径がわたしの小指の先端くらいの太さになるように太い針金を螺旋状に巻いていったもので、全長6メートル程。これを排水口からつっこんで、つまっているところをエイエイと押しやるというか、突破口をつくるわけ。なるほど、うまく行きそう!に聞こえるけど、やってみると、曲がりくねった水道管の中に針金を通すのは実は簡単ではない。角に突き当たったときに、針金の先端が行き先を見つけてくれるためには、入り口にいる自分が オーガーを押したり引いたりひねったりしなくてはいけない。ググッと力を入れても進めなかったのに、ある時フッと抵抗がなくなって、「あ、進んだ!」とわかるときには、ちょっとした感動が味わえる。
 トリケラが出勤前にためしたけど、3つ目の角をクリアする前に「だめだ、こりゃ」になったので、一旦中止。その後、自分ならできるような気がして、子供の世話そっちのけで、わたしも試してみた。6メートルのオーガーにハンドルやなんかがついているので、どうやって使うのかなとグルグルとまわしてみたら、曲がり角をすんなりとクリアできるようになった。4,5回ひっかかるのを乗り越えたところで、6メートル分の針金を使いきってしまった。
 ここまでが前日の話で、日を改めて、新しいオーガーで再チャレンジ。今度は倍以上の長さがある。これが心強いのはいいけど、重たいし、オーガーの直径もわたしの親指くらいの太さ。それに気の利いた付属の機能もついていない。細いオーガーでマスターしたひねるテクニックが利かない。キッチンから6メートル下はつまりがないという確信があった(引き上げたオーガーに何も汚れがついていなかったから)ので、いよいよ地下に潜ってみることに。この先の顛末はトリケラの日記をご参照あれ(id:ryasuda:050805):トリケラが左手に持っているのが長いほうのオーガー。結論だけいうと、オーガーの抵抗を感じて、グイグイとつまりを攻撃。引き上げたオーガーの先端にはブロッコリーの茎とおぼしき繊維がたくさんついていて、つまりに穴を空けた実感を得た。シンクにディスポーザーがついているのが珍しくていろいろなものを粉砕して喜んでいたけれども、そういうことはやってはいけないというわけだな。
 数日前にコンポストを自作して、ミミズくんに食べ物を分解してもらうようにしはじめたところ。やっぱりできる範囲でエコロジカルに生活しましょうということだ。ミミズの話はまた後日。
*写真:左奥にある青いのがオーガー(華奢なほう)。




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