動物園

hiico2005-11-26

 North Carolina Zoological Parkへ行って来た。
http://www.nczoo.org/
ここはサンディエゴ、ワシントンDCの動物園に次いで、全米で3番目に大きい動物園だそうだ。日本でも動物を檻に閉じ込めるのではなく、その動物の本来の住環境に近い飼育施設をつくるのがトレンドになっているけれども、アメリカではこの動物園が一番最初にそうした考えで作られたものだそうだ。北アメリカの動物の地区、ソノラ砂漠館、そしてアフリカ地区を横に並べたような造り。北アメリカ区画の中に、とてもユニークはプレイグラウンドがある。遊具は動物や植物を模したオブジェのようできれい。両端のアメリカ側とアフリカ側に駐車場があるものの、今日はアフリカ・パーキングは閉鎖されていた。入園料は大人一人10ドル、2歳以上の子供が一人6ドル。AAAのメンバーはカードを提示すると割引が受けられるそう。(うちは加入したばかりでカードがまだ到着していなかったので提示できず、割引は適用されなかった。)
 トリケラと「この先どんどん寒くなるので、行くならこのサンクスギビングの休み中がいいのではないか」と話はしていたものの、ちゃんと計画をたてていなかった。そのつもりで起床していないので、お天気もいいし、せっかくだから頑張っていこうという流れになったのが午前10時過ぎ。それから外出の準備をしてやっと車に乗ったのが11時半。うちからは1時間45分ほどかかるそうだから、ついてすぐに現地で昼食をとるつもりだった。
 I-40をGreensboroに向かって走っている間に、ファストフードの看板が1マイルおきぐらいに現れ、子供たちは退屈なのも手伝って「マクドナルドいきた〜い!」の連呼。トリケラはファストフードは好きではないし「まだおなか減ってない」と言って却下しつづけた。やがて、動物園の中の食事がおいしいわけがないので、まだ街中のハンバーガーのほうがおいしいのかもしれないと気づき、我が家ではマクドナルドよりはましだということになっているバーガーキングを探し始めた。
 探し始めたとたんにすぐ目の前にバーガーキングが見えたものの、左端のレーンを走っていて3車線移動して右から出るのは不可能だったの、その出口は諦めなくてはならなかった。そして東西に走るI-40を降りて、US-220を南下し始めた。I-40沿いにはあんなに豊富にあったファストフードがとたんになくなってしまった。動物園まではまだ30〜40分かかるだろうし、あったものがなくなってみるとなんだか貴重品だったように思えて、なんとしても次に見つけたファストフードに入らなくては、と気合がはいった。一度道順を間違えてマクドナルドを逃した後に登場したのはハーディーズだった。ガソリンスタンドに併設されているその店で、長めの休憩を取った。
 午前中に思い立ったときの希望的観測では12時に動物園に到着して、閉園まで4時間あそべるはずだったのに、実際に動物園に着いたのは午後2時10分。ハイキングコースのようなこの動物園で2時間弱しかないのでは、見るものを厳選しないといけない。(午後2時以降に入園した人は翌日に限り、もう一度入園できるといわれたけれども、ま、くるわけないよね。)
 「動物園にきたら見逃せないのはぞうときりんだよね」とわたしとトリケラは合意ができたものの、子供たちはそうではない。アメリカ地区にあるプレイグラウンドで遊びたくて仕方ない。最初に一番遠いアフリカ地区へいってぞうさんを見てから、逆流しながら他の動物を見ようという作戦をたてたものの、あまりの広さに負けた。ソノラ砂漠まで行って、ここから駐車場に戻るまでで時間切れになりそうだということになり、アフリカ地区のはじっこにも到達しないうちに逆戻りしはじめた。
 プレイグラウンドにしか興味のない子供たちは、ハイキングコースのようにアップダウンのある通路を疾走。トリケラはベビーカーにのせたグイとゆっくり動物を見たいと申し出た。動物を見る時間を削ってプレイグラウンドで遊びたい上の子たちを監督するのはわたしの役割となったので、わたしもティラノとスコミムスと一緒に、陸上部員だった高校時代を思い出しながら、久しぶりに長い距離を走った。
 それぞれにさいた時間は短くてもそれなりに動物を見てきたはず。それなのに印象に残る動物があまりないなー。運動しにきただけみたいで。ぞうさん、きりんさん、来年の春にゆっくり会いにくるからね〜。




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