hiico2005-12-18

 寒い。冬だから寒くて当たり前だけど、不必要に寒い。だって、玄関のドアの下に見事な隙間があるんだもん。この家の前のオーナーは大学の先生で、講義のある一時期だけにこの家に住み、その他は州内の別の場所にある本宅に住んでいたという。彼がこの家にあまり手をかけていない理由の一つがそれ。
 玄関のドアがちゃんと機能していないのにはもう一つ理由がある。雨どいがついていなかったので、玄関前は雨が降れば水浸しになっていたようで、家を売るに際して石のタイルを張りなおすなどの修繕をしたと聞いている。どうも、その修繕をした際に、玄関の敷居を取り外したまま放ったらかしているようだ。だから少し首をかしげた程度でも光がさして見えるくらいに隙間が空いている。仮に前のオーナーが冬にこの家で過ごしていたとしても、絨毯を敷いた床の上を靴であるいていたなら、玄関から入る風で、特に玄関前の床がひんやりと冷たいことは感じなかったに違いない。わたしたちは木の床に張替えたところを裸足で歩くので、寒い日(起床時に0℃をちょっと下回るくらい)には玄関の前は氷のように冷たく感じられる。
 negiさんと世間話をしていたときに、ドアの一番下に空気の出入りを防ぐ目的で、へび状のものをドアの足元に置く事がありますね、と示唆をいただいた。そういえば、ロングアイランドにいたときに親しくおつきあいさせていただいたRさんも、いらないバスタオルか何かをぐるぐると巻いたものを玄関においていらしたっけ。早速、真似をしてやってみた。うーむ、ないよりはましだけれども、誰かが玄関から出て行った後は、家にいる人間が「へび」をドアに押し付けておかないと、あいかわらずドアの下はスース−したままになってしまう。玄関ドアが頼りないので、玄関と廊下をしきるドアの任務は重いのだけれども、これまたドアノブの調子が悪くて、きちんと閉まるときと閉まらないときがある。廊下にも「へび」を一匹置いておくのだけれども子供に蹴られたり、ドア自体が閉まらなかったりするので、廊下のドアの防衛もいまいち。
 Home DepotのDIY入門書を頼りに、ドアの足元の泥を掃く部品を取り付けた。まだ敷居をつけていないので、本質的に問題が解決されたわけではないけれども、ドアの下の隙間が減ったので、暖房の漏れがいくらかましになった(ような気がする)。
*写真は「へび」と、その陰でちらりと光る金色塗装のアルミとゴムでできたDoor Sweep。




今日も読んでくださってありがとうございます。
「ご苦労!」のワン・クリック!
よろしくお願いします。
Thank you for your patronage!