ハイパーな一日

 デュークでの茶の湯のデモ初体験。子供たちを夫に見てもらって主に着付けのお手伝いをさせていただくつもりでいた。 
 それだけでもドキドキなのに、二日前の木曜日に実は今日はスコミムスの(カジュアルな)発表会が予定されていることを認識してガビーン!さらに一日前に学級懇談会と父母総会があることが判明(というか、事前に周知はされていたのに、自分達がケアしてなかっただけなんだけど)。いろいろなイベントが重なっているのはしかたないんだけど、自分があまりにもそれを把握していないことに自分にがっかりというかショックというか。・・・車2台でバイオリンとお茶にわかれて行動し、3時からのお茶会会場で合流することでなんとか対応することにした。わたし一人でいけば、お茶会の1時半集合にちゃんと間に合うかなと思っていたけど、前回(うっかり)出席しそびれてしまった3年生の学級懇談会にはぜひとも出ておかなくてはということで、10分ほど顔を出した。これには出ておいてよかった。親が子供にメッセージを書くという、どうしても今日やっておかなくてはならない作業が待っていたから(汗)。
 お茶のほうは、デモの前の着付けをお願いしますと言われていて、すっかり着付けだけする気になっていた。でも指導をされるKさんは、デモが経験を積むいい機会だからと、いろいろなことをやらせてくださった。わたしのほうはお茶関係のことをする準備が全くできていなくて、懐紙も袱紗もなく手ぶら。心構えができていなかったなぁと反省。着ていた着物もウールの小紋だったんだけど、やわらかものを着ておいたほうがよかったかな。
 お茶会の本番開始は3時。ひな祭りということで子供向けのプログラムになっていて、ティラノ、スコミムスも畳にあがってお茶をいただく予定にしていた。ところが、1時半からのダーラムのスタジオでバイオリンの発表会を終えてかけつけてくるはずの、トリケラ+子供3人がなかなか到着しない。結局、ちょうど到着したときに子供向けの試飲がはじまってしまって、うちの子たちはせっかくのチャンスを逃した。バイオリン発表会の開始が遅れていたこと、発表会会場からデュークまでが初めて運転する道でわかりづらかったこと、お茶会会場前に駐車場があることを知らずに遠くにある無料駐車場に車をとめて徒歩でお茶会にやってきたこと、会場の入り口がわからりにくく右往左往してしまったことなどの不運が重なったわけだ。ティラノとスコミムスが着物をきて畳にあがったらかわいいだろうなあと思って楽しみにしていたので、わたしは結構がっかりしたんだけど、子供たちはお寿司が食べられたり、折り紙、粘土などのクラフトが楽しかったので、機嫌を損ねることがなく助かった。
 家に帰ってからトリケラが撮影してくれたスコミムスのバイオリンの発表会の映像をみた。昨日必死になって選んだ春もののドレスに白のカーディガンがよく舞台に映えていた。そして、スコミムスが一人前に人前で曲を弾いているので、しっかりしてくれて嬉しいやら、手元から離れていくようでさびしいやら。スコミムスが改めて「おかあさんはどうしてあたしがおおきくなったらさびしいの?」と聞く。うーむ、子供にはわからないよね、こういう親の気持ち。母は3人の子を育てて、入学、卒業その他のイベントを頻繁に経験したはずだけど、どんな風に思っていたんだろう。