グイの通う幼稚園では、保護者によるボランティアが義務付けられている。毎月、2項目やらなくてはならない。内容は、週末におもちゃを持ち帰って塩素消毒するとか、先生がプランニングをする時間を確保するために、交代して少しの間子供を見てるとかいったもの。「サインアップせよ」という連絡があったけど、どこでそういう事務をしているのかもよくわからなかったので、トリケラが出勤途中にグイを幼稚園に送る際に「何でもいいからサインアップしといて」と頼んでいた。それが、今日の朝9時45分からの読み聞かせ。

 先週、こどもたちの「おえ〜」っていう風邪をうつされて自分も結構咳をしていたので、火曜日までに咳がとまっているといいけどと心配していた。ま、結局大丈夫だった。グイのクラスメートが普段どのくらいの本を読んでいるかわからなかったけど、とりあえず、英語に翻訳されている『ぐりとぐら』にするつもりでいた。でも直前に、本棚から『みんなうんち』の翻訳がでてきて、こっちのほうが文章が断然短くて楽だから、とそちらに切り替えた。
Guri And Gura Everyone Poops (My Body Science Series)
実際に読んでみたら、みんなおりこうさんで、うんちネタをおもしろがっていたけど、だからといって騒然としてしまうこともなく、もっと長いお話でも大丈夫そうだった。確保されていた時間よりも早くおわってしまったので、間をもてあました。ストーリータイムのマナーに慣れていないグイは「あ、うさぎ。あ、かば(もちろん日本語で)」と一番前に座っているにもかかわらず本におおいかぶさってしまった。その隣にいる女の子は、”この子は新しい子でまだわかっていないから”と思うのかグイには注意しないのに、反対隣の男の子が興奮して立ち上がろうとすると、「ちょっと、腰をおろしておいてくださらない?」って感じのびしっとした英語で注意していた。
 幼稚園での別の仕事で、3つある教室のペーパータオル、ナプキン、せっけんの補充をする、リストッキング・ジョブをすることにした。それでディレクターの人と一緒に、建物の全領域を歩き回ることができた。そこでグイよりも若い年齢層のグループにいるびよさんのお嬢さんのAちゃんの様子をちらり。幼稚園に入っても一度も泣くことなく、あっさりとクラスに慣れてしまったグイと違って(第3子ってそんなもの?)、Aちゃんはまだ幼いし、ママと離れることに慣れていないので、入園当初は大泣きに泣いて、早退させられていた。でも今日は、とりあえず、泣かないで、みんなと一緒におやつの席についていた。わたしの顔を見ると、無言ながらも「ん〜、なんか知っているような顔」という表情でわたしから目をはなさない。せっかく泣き止んでいるのに、泣くきっかけをつくっては迷惑だと思って、日本語で話し掛けるのは控えて、とりあえずにっこりとだけしておいた。
 リストッキングを終えて幼稚園を去ろうとしたら、グイ組みとAちゃん組がそろって園庭で外遊びしていた。二人そろって砂場で遊んでいた。「Aちゃん、あのいぬ、取って」とお姉さんぶった様子のグイ。おいおい、その犬のぬいぐるみいはAちゃんの私物じゃんか。二人が仲良く遊ぶ姿をみて安心して、幼稚園を出た。
 せっかくの自由時間に外に出ているので、韓国系食料品店で久々のショッピング。タイミングをはずしてレジでおばちゃんに英語で挨拶しそこなったので、おばちゃんは私が何人かを知るヒントを得られず、ずっと無言。最後に合計金額を告げる時には韓国語でほにゃららと言っていた。日本語表示の商品の数が少なく、むしろ大豆もやしや韓国料理向けのスライス肉とか、ハングルしか書いてないお菓子(でも包装を見ればかっぱえびせんとかこんがりコーンってすぐわかる)なんかを買い込んでいたので、おばちゃんは私を韓国人と踏んだらしい。英語でコミュニケーションとらないといけないとわかってから、やっとおばちゃんが笑顔になってくれた。昼近くに買い物したんで、つい変な気をおこしてキムチ味カップ麺を買ってしまった。しょせんはカップ麺、という味だった。




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