病気療養中につき開店休業といきたいところだけど、3人おこちゃまがいるとそうもいかないのよね。昨日一日薬なしで過ごして、今朝サートラリン(約)12.5 mgを開始したので、どんなふうに体が反応するかをきにしながらも、最初のお務めは朝9時半のグイのバレエ。子供たちが踊っている間、イタリア系パパのジムさんが、ずっと話し掛けてきて、クリスマスにワイフに何をプレゼントするかで悩んでいるという話にずっとつきあわされた。妻の両親が彼女に結構豪華なプレゼントをするので、彼が一生懸命選んだギフトも、いつも霞んで見えてしまう、それで「男にとってはものすごいプレッシャーなんだ」だそうだ。ある年、彼女が「わたしはギフトなんていらないわ」というのを真に受けて本当に何も贈らなかったら、彼女は相当機嫌を悪くしたらしい。「俺は二度とああいうことはしないゾ!」ウチには縁遠い世界の話だわいな。
バレエから戻ってきたら、ここ数日の睡眠不足からか、もうサートラリンが何かし始めたのか、それとものどの痛みどめに飲んでいるイブプロフェンのせいか、まあ、その全部なのか、ともかく頭がくらくらしたので、グイにはテレビの見せっぱなしでいいやということにして、ふとんに入った。できれば眠りたかったけど、眠れなかった。
3時に小学生が帰宅して、ちょっと休憩したあとに、ティラノの運動不足解消として有力候補となった合気道の道場見学(http://www.aikisky.com/)。この界隈では空手(Karateと書くのを、こっちの人はコラーティーと発音するので、知らないと何を言っているのかわからない)やテコンドー(タイクォンドー)の教室があちらこちらにあるけれども、サムライとニンジャとジャッキー=チェンの区別があまりついていないような人たちがやっていることなので、なぁんだかいかがわしい感じがして、そちらの系統は気がすすまなかった。武術をやるなら、日本由来で”道”がつくやつがいいなと常々思っていた。グーグルして近所にめでたく合気道の道場を見つけたので、早速行ってみたわけ。”合気道は自己防衛のテクニックがメインだから、おかあさんは攻撃型の武術よりは合気道のほうがいいと思うな”と吹き込んでおいたので、道場を見るティラノの目はキラキラ。スコミムスのバイオリンの関係で、稽古の半分しか見られなかったけれども、もうすっかり来年1月から始める気になった。
お稽古地獄の最後はバイオリン。いつもは早めにつくのに、今日は混んでいる道路を使って道場から移動したのでちょっと遅刻。リサイタルの後なので、先生はリラックスした雰囲気で、たくさんジョークを言って笑わせてくれた。抗うつ剤を飲み始めてふらふらしているところだ、と言ったら、先日のリサイタルで特別出演でプロの演奏を聞かせてくれたチェリストの弟さんが、実は今回ひどいうつの状態で訪ねてきたので、先生がイマ−ジェンシールームに連れて行ったのだと打ち明けてくれた。リサイタルのときは、笑顔をふりまいて、リサイタルの進行を手伝っていて、とてもやさしい人という印象だった、あの人がねぇ。薬をはじめて2,3週間でずっとよくなったわよ、あなたも薬が合うといいわね、と応援してくれた。

ハァ・・・、疲れてもう動きたくない。夕食はトリケラが帰ってくることを期待して、無視!