6/29の続き

　やっとこさニューアーク空港に到着。次の飛行機はタダで振り替えてもらえたけど、シャトルの交通費は旅客の個人負担。家族５人で１０８ドルなり。天候不順のためのキャンセルで航空会社側に責任のあることではないので、交通も宿泊先も世話してもらえないのがつらい。
　さて、ニューアーク空港も夕方閉鎖になっていた様子。夜中になってからホテルを探すったって、ラガーディアから移動してきたのだから、もともとニューアークにいた人に遅れをとっているわけ。しかも夏休みに入っていたから、ホテルを見つけるのは容易ではない。空港の「宿泊先の案内」のコーナーには別にヘルプしてくれる人がいるわけではなく、単にホテルの写真と電話番号が掲示してあるだけ。トリケラは２０だか３０だかある番号に手当たり次第に電話をかけた。
　どこも満室だといわれて諦めかけた頃に、一つだけ、部屋を融通できると答えたホテルがあった。助かった〜。３０分おきにシャトルバスが来るので、そこの待合所で迎えがくるのを待っているようにと言われた。１０時を回っていて、いい加減になにか子供たちに食べさせないと熟睡してしまいそうだったし、ホテル周辺で食べ物を確保できるかどうかわからなかったので、空港内のバーガーキングでハンバーガーのセットを買った。
　バーガーを食べさせ始めたら、スコミムスが上手に食べられずに、具を待合所の床にボロボロと落とすので、「ハンバーガーはホテルの部屋でゆっくり食べられるから、今は空腹しのぎにポテトだけにしておきなさい」と指示した。
　後から振り返って見て、かわいそうなことをしたと思った。だって、”バーガーをゆっくり食べられるホテル”なんて、なかったんだもん。
（つづく）

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